Interview 地質部
久保 雅臣 / Kubo Masaomi
- 2015年入社
- 理工学研究科地球環境学専攻 修了
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現在の仕事内容
私は、道路や高速道路を建設する際の未開発地の地質調査を主に行っています。具体的には、山の中に入って地質の状況を確認したり、他の会社と協力してボーリング調査を行って地盤の状況を把握したりしています。
山の中を歩いていると、斜面が崩れそうな場所や道路を通したときに問題が起こりそうな場所を見つけて、詳細な調査を提案したりしています。例えば、地すべりは山の地形を見ることで予測できます。対策をしないで道路を建設したときに被害が発生する可能性があるので、ここに道路を通すのが本当にいいのか、道路を通すならどんな対策をするのがいいのかを提案しています。
調査は朝から夕方まで行い、それが1週間~2週間続くこともあります。夏は山の中を歩き回ることがほとんどです。冬は雪で埋もれてしまうので、夏に調査した結果をまとめて整理するのがメインです。
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地質屋は探偵
私はフィールドを歩いていると、「ここにこんな地層がある」「ここにこんな露頭がある」「ここにこんな石がある」というように証拠が出てきます。地表面に点在する証拠から始めて、これらの証拠から周辺の地質がどんなふうに分布しているかを推測していく仕事をしています。この仕事は探偵に例えられることがあります。
高校・大学では山岳部に所属していて、もともと山を歩いたり自然が好きなので、半分趣味のような感じです。私にとってこの会社は人生の楽しみを提供してくれる場所ですね。
やりがい
私たちが調査した結果は、その後の道路の設計に反映されます。この調査が大きく間違ってしまうと、設計にも大きな影響が出てしまいます。ですから、まずは、道路を使う人が安心して利用できるようにということを念頭に置いて、調査・提案を行っています。陰ながらと言いますか、縁の下の力持ちと言いますか、人々の安全に寄与できるというところにやりがいを感じています。
今後の目標
私は建設コンサルタントとして、人々が安心して暮らせるような社会環境を形成していくことを目標・役割としています。地質の視点からそういうところに寄与できるというのが私の大きな目標です。上司や先輩は、発注者との対応や地質調査の技術についても非常に優れている方が多いです。
そのため、まずは、その方たちと同じレベルになれるよう頑張っていきたいです。そして、できれば、その方たちを超えられるように頑張っていきたいです。
地質の調査が、人々の安全に寄与できる。
そこにやりがいを感じています。
オフの過ごし方
仕事で道内出張があるので、休日は家で過ごすことが多いです。読書をしたり、アニメや映画を見たり、遠方の友達とチャットをしたりと、気ままに羽を伸ばしています。また、札幌近郊には良質なスキー場がいくつもあるので、冬はスキーを楽しんだりしています。 ゴールデンウィークやお盆、年末年始はある程度まとまった休みが取れるので、地元である群馬へ帰ったり、地方へ旅行に行ったりしています。
※写真は左から、群馬の草津温泉 湯畑(帰省)、富士山上空(旅行)、札幌市空沼岳登頂(旅行)
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