TECHNOLOGY エイビーウォール(落石対策)
エイビーウォール
斜面法尻の掘削を最小限に出来るため、斜面下部における擁壁施工時の安全確保および仮設工不要により施工性・経済性が向上し、斜面法尻掘削に伴い斜面崩壊が懸念される箇所や、支持層が深い箇所に有効な工法です。
提案工法
斜面法尻の掘削を
最小限に出来る方法
- 杭基礎を用いる
- 擁壁前面勾配を垂直
- 杭頭部をRC構造で結合
(C)杭付落石防護擁壁
工法比較
新技術 | 従来技術 | |
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二重緩衝構造を併用した杭付き落石防護擁壁 | 重力式落石防護擁壁 | |
概略図 | ||
現場条件 | ・斜面法尻掘削に伴い斜面崩壊が懸念される箇所および支持層が深い箇所 ・落石径φ70cm、落下高さ40m程度(落石エネルギー160kJ) ・崩土規模80m3、落下高さ70m程度(崩壊衝撃力110kN/m) |
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工 期 |
約6ヶ月
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約9ヶ月
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施工性 | 躯体規模が小さく、施工時の仮設工が不要である | 躯体規模が大きくなり、施工時の仮設工が必要 |
安全性 | ・斜面法尻の掘削が不要のため施工時の安全性確保が可能 | ・斜面法尻の掘削が発生し、施工時の斜面崩壊が懸念される ・置き換え基礎施工に伴い、道路側にも仮設工が必要となる |
経済性 |
600千円/m(工事費)
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900千円/m(工事費)
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